令和2年3月 添え状より

日増しに暖かくなって、春はすぐそこまで来ているのに、そんなことも頭から忘れてしまうほど、連日暗い話題ばかりが続いています。

 

新型コロナウイルスにより、先行きが不透明な暮らしが続いて、健康面だけでなく、経済面、日常の暮らしにも様々な影響が出ています。でも、こういう時だからこそ、正しい予防をしながら、社会組織と人間性を大事に、落ち着いて毎日の生活を送れるようにしていきませんか。

森の仲間達、みんな一緒に乗り越えていきたいので、今日は大切な予防に関して、あらためてお知らせいたします。

先日来、デイサービスではガーゼハンカチを三つ折りにしたり、右左を折ってヒモつけたり…マスク作りをして、マスク不足に備えましたね。皆さんがとても器用に、針で縫われるので、これでマスク不足と騒がずに家でも、マスクを増やせると安心しました。

またマスクのご寄付もいただきまして心から感謝申し上げます。現状、当社のデイサービスでは、毎朝体温チエックをしてから参加することになっていますが、この点は全員の方に快くご協力いただいています。ありがとうございます。(もちろん、全スタッフも、仕事前に必ず検温をしています。)

ところで一番悩ましいのは、施設の来客についてです。

現段階で訪問介護事業所や往診のお医者様はじめ、大事なご家族様など、外からのお客様を各施設、シャットアウトはしていません。マスクをかけてご来館いただき、玄関にはお名前記入と体温チエックを強制しています。大変、申し訳ありませんが、ここはどうぞご協力をお願いいたします。

 

ところで感染症の基本的な予防として、「手洗い」「うがい」が一般的ですが、正しくできている人は意外と少ないかもしれません。

「手洗い」は手に付いたウイルスを洗い流すことで、感染を防ぐ行為ですが

アルコールだけではウイルスは完全に死滅しないので、石鹼をよく泡立てて、手のひらだけではなく「手の甲」「指の間」「つめ」「手首」までしっかりと洗い、よく流すようにしましょう。これはノロ対策にもなりますね。

 

「うがい」は注意が必要で、実は1日1回程度ではあまり大きな効果は期待できないらしいです。というのも、ウイルスが喉などの粘膜についてから感染するスピードは非常に早いので、効果を得るため、こまめに複数回うがいをすることをおすすめします。

少し手間は増えますが、感染症から身を守るために、ぜひ取り入れていただきたいポイントをお知らせしました。

暘賀の森もスタートして、今月から森の仲間たちの一員です。

また来月には暘賀の森に隣接のデイサービス「ADL向上センター暘賀」もスタートしますので、宜しくお願いいたします。

ここに3月の請求書を同封いたします。請求書のお問合せは、本社総務室までお願いいたします。三寒四温の折り、お風邪など召しませぬようくれぐれもご自愛ください。

令和2年3月10日 総施設長 神原美智子