令和3年4月 添え状より

やわらかな春風に心華やぐ季節となりましたが、皆さま、如何お過ごしでしょうか。
先月号で、神奈川県が行っている「第1回かながわ感動介護大賞」の中から最優秀賞作品を掲載させていただきました。とても感動したという方が多かったので、今月は、「第2回感動大賞」から優秀賞作品・近藤様の作品の一部を掲載します。

 

『昨年の十一月、九十歳の母が脳梗塞で入院。退院後、週一回への「グッデイ」への通所が決まりました。
朝、手を振って母を見送るたびに、母に手を振られて学校に行っていたことを懐かしく思い出します。母の部屋の掃除が終わり、もうそろそろ帰ってくるころだと思うたびに、母も同じように、私の帰りを待っていてくれたのだろうと心が温かくなります。      【中略】
「今日は公園に行って、滑り台を滑ったよ。八十年ぶりだったよ。」と嬉しそうに話す母。「爪を切ってもらったよ。」「マッサージしてもらったよ。」と気持ちよさそうに話す母 。「畑に種を蒔いたよ。」「トマトがいっぱいなったよ。なすを収穫したよ。」と得意そうに話す母。「いっぱい体操したよ。」「手品を習ったよ。」「編み物したよ。」等々、グッデイに行かなければ、経験できなかったことばかりです 。 ・・・・・・ 【後略】  『至れり尽くせり』より
この作品については、「学校に通うこと、デイサービスに通うこと、それぞれ年代は大きく違うし、行った先でやることも違う。でも送られる側の緊張感と送り出す側の心配は、行き先は違っても、似通ったものがあるのだと思う」・・と講評され、初めてのデイサービスへの思いが伝わってきました。

当社も新年度にあたり、デイに通う人の楽しみとご家族様の安心を生み出す、お役にたてるデイサービスにしていきたいと強く思いました。

大人の塗り絵コンテスト   グループ部門 “生き生き賞”

『ルノワール編 No.1  ピアノに寄る娘たち』 武田 様

水彩色鉛筆 オイルパステル

 

今年2月「大人の塗り絵クラブ」(河出書房主催)に応募し、史上最多の9,743通の中から、当社デイサービスの方々が入賞しました。受賞作品を今月から一つずつ紹介します。       〈機能訓練センター加賀野〉

さて4月の請求書を同封いたします。 先日は4月からの介護保険料金の改定にご協力いただき、ありがとうございました。
また「新型コロナワクチン接種のご案内」については、情報が入り次第お知らせいたします。
花冷えの折り、くれぐれもご自愛下さい。

令和3年4月7日

総施設長   神原美智子