青空に、ふいに降ったかと思うとまた晴れ上がる時雨は、晩秋から初冬にかけての空模様です。赤や黄色の野山の色を、雨が徐々に消して行く姿は、そろそろ冬支度をはじめなさい、というサインのようです。岩手山も真っ白になりました。
さて、皆さまは如何お過ごしでしょうか。コロナ禍の最初の冬、全員が何事もなく越年できることを願うばかりです。
11月は、印象的な暦の上での出来事が少なく感じる月ですが、実際はユニークな行事が幾つかあるんですよ。中でも、11月14日は、「11(いい)14(とし)のとり方をしよう」という語呂合わせから、『アンチエイジングの日』として2007年に NPO法人アンチエイジングネットワークが制定しています。
行事としては、アンチエイジングセミナーをはじめとした様々なイベントを行い、 いいとし(良い歳)をとるために、心とからだの状態をチェックすることを呼びかけています。今まで、「素敵に歳を重ね、いつも輝き続けている著名人」として、情報番組・バラエティ番組など様々なジャンルに挑戦されている梅沢富美男さんやビートたけしさん、野球のイチロー選手、女性部門では、和田アキ子さんや加藤タキさん、黒木瞳さんなどがアンチエイジング大賞を受賞されています。
『アンチエイジングの日』の一番の催しは、私たちに現在の「身体の老化度」と、これからの老化を促進する因子を示す「老化危険因子」をいち早く見つけるための検査として「アンチエイジングドック」を勧めています。例えば、血管年齢検査・骨年齢検査・筋肉・体脂肪量検査・酸化ストレス度・ホルモン濃度測定などなど。
また「病は気から」・・気持ちの持ちようが健康を左右するという意味から、たとえ病気になったとしても、悲観的な気持ちで過ごすより、楽観的な気持ちで過ごす方が平均生存率は高いというデータがあること。つまり日々明るい気持ちで過ごし、免疫力を下げないようにしようということも伝えています。
何歳になっても、予防医学の観点から本質的な対策と、ふだんの生活習慣を正して体の内側から若々しくいきたいものです。何でも前向きに、笑って挑戦していく精神面の若々しさが一番大事ということを忘れてはいけないようです。
11月の請求書を同封いたします。何かありましたら、ケアマネまたは総務まで、ご連絡をお願いいたします。また来年から、請求書の表示の一部が変わりますが、来月にお知らせいたします。 向寒の折、くれぐれもご自愛ください。
令和2年11月9日 総施設長 神原美智子