もうすぐ大晦日、令和2年もあとわずかとなりました。今年は、やはり一番は、誰も経験したことのない新型コロナウイルスという疫病に襲われたことです。「これは戦争だ」、とマクロン仏大統領は、新型コロナウイルス感染症との闘いを「戦争」に見立て国民に協力を呼びかけました。ドイツのメルケル首相も「第2次世界大戦以来最大の危機」と表現しました。
岩手県も想像以上にウイルスの脅威は近づいていて、このお手紙を書いている12月12日は、なんと感染者が43名と凄い数字の発表がありました。ただ、依然として未知のウイルスとはいえ、この戦争と戦うにはデータの蓄積を通じて、ある程度の実態が明らかになってきた以上、冷静に正しく恐れて戦うことが、とても大事ではないかと思います。
1.常にマスクを忘れない 2.常に手洗いを忘れない
3.常に換気に注意する 4.マスクなしで人と話さない
5.家も職場も、毎日掃除と消毒
先の見えないコロナ対策ですが、一人ひとりの行動が問われています。当社では全社員、毎日の検温記録や体調管理はもちろんのこと、行動歴についてもメモして、1ケ月半は保存し(何かあった場合に)その行動歴を確認するシステムになっています。
私たちは自分も含め、ハイリスク者である高齢者の皆さまをしっかりガードする使命があるので、関わる全員の活動を制限している現状は当分続きます。また、施設の面会も依然制限しており、ご不便をおかけしておりますがご理解いただきたく存じます。
先日、コロナ禍の施設の状況ということで、岩手放送とNHKから取材をうけ、御覧になった方もおられるかと思います。番組でもやっていましたが、会えない間、離れているご家族様と、ネット回線を通じてお話ができる方法がありますので、ご希望の方は各施設の総務までお申し出ください。
コロナ禍の介護現場の模索や現況という番組
それと大事なことですが、感染者との濃厚接触などがあった場合などは、必ずお知らせくださいますようにお願い申し上げます。
今年は大きな催しは出来ませんでしたが、感染対策をしながら、誕生会等の毎月のイベントはじめ、毎日のデイサービスなど、様々なシーンをご一緒に、楽しく過ごすことができたことを、スタッフ一同感謝しております。
今からお正月にかけても、愉しい時間が続きます。年末恒例のゆず風呂はじめ、1月1日には、各施設毎にお食事時間に新年会を企画しています。味・見た目にこだわったスタッフの豪華手作りお節は、施設毎に特徴があり、大好評! お住いの皆さまに、元旦には美味しく召し上がっていただいて、令和3年が良い年になりますよう皆で祈りたいと思います。
お節は、キザミ食にも対応
さて1月から請求書の形が若干変わりますので、宜しくお願いいたします。まだまだ行き届かないことも多い私たちですが、皆様のお役にたてるように頑張ります。来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
令和2年12月12日 総施設長 神原美智子